IPOに興味のあるみなさん、当選までにどれくらいの作業量が必要か知りたいと思いませんか?1年間真剣にIPOに取り組んでみた結果をお伝えしますので、IPOにチャレンジしようと考えられている方は参考にしてください。
IPOに当選したって聞いたけど、どれくらいの手間がかかるの?
2021年に270回エントリーしたよ。その結果と今後の計画をお伝えします。
読んでほしい人
IPOにまだチャレンジしていない初心者の方
IPOで当選するまでにどれだけの労力が必要か実際の体験談を知りたい方
いろんな投資にチャレンジしたい方
2021年1月からチャレンジを開始し、1年間で約111社に応募して、やっと1社当選!
喜びをかみしめて、どきどきしながら初値での売り注文。
結果は・・・残念ながら公募価格割れとなりマイナス7200となってしまいました。
ここでは準備から分析そして2022年の戦略までをお伝えします。
1.準備編
証券口座は多ければ多いほど良いですが、IPOの取扱数や抽選方法等を踏まえて、下記の6つの証券口座を開設しました。
証券口座
✅ SBI証券:30万→100万円→200万円
✅ 楽天証券 :なし(楽天銀行からのマネーブリッジで約50万を利用可能に)
✅ マネックス証券 :50万円
✅ CONNECT :30万円
✅ 岡三オンライン証券:0円→20万円 ※
✅ 野村証券:0円→25万円 ※
※当選まで入金不要
SBI証券は申込数を増やすために段階的に入金額を増やしました。
岡三オンライン証券と野村證券は補欠当選があったので、その際に必要金額を入金。
50万円あれば、ほとんどのIPOへの参加ができるので入金額の目安になると思います。
証券会社を選んだ理由はコチラをご覧ください。
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【投資チャレンジ】 IPO(新規公開株)初心者の実績報告
IPOってなんだか上級者向けっぽい気がしませんか?私も調べもせずにそう思っていましたが、勉強してみるとなんと利益が出る確率は80%以上との報告も。実は一番大きなハードルはIPOで株式を購入できる「確率」。初心者が証券会社の口座開設から何回で当選するのか、その記録を公開していこうと思います。
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2.実行編
1.ブックビルディングへの参加
参加したのは111/125=約89%
1つの会社でも複数の証券会社でIPOに参加できます。
私の場合は6つの証券会社で合計270回参加したので、平均すると1案件あたり2.4社で参加したことになります。
証券会社別の参加回数は以下の通り。
SBI | 楽天 | マネックス | CONNECT | 岡三オンライン | 野村 |
98 | 51 | 27 | 25 | 36 | 33 |
2.当選結果
6月
最初の当選はIPOを始めて半年たった6月。落選することに慣れ始めてきたときに「補欠当選」が来ました。
SBI証券で100株の補欠当選。ドキドキしながら「正式当選」の一報を待っていましたが・・・
「繰上ならず」とのこと。残念!
次は同じく6月に野村証券で「補欠当選」!やっと波に乗ってきたかなと思いきや・・・
これも残念ながら繰り上げ当選ならず。繰り上げ当選は喜ぶべきではないのかもしれません。
10月
今度はCONNECTにて。やはり多くの証券会社に口座を持つというのは重要ですね。
結果はというと・・・
「補欠落選」・・・証券会社によって表現は違うんですね。
12月
そして年内の当選を、IPOへのチャレンジ自体を諦めかけていましたがやっと当選ました!記念すべき初回当選は楽天証券でした!
さあ、利益が出たかどうかは後ほど。
さらに補欠当選も!今回はCONNECTから2回目の当選です。
でもやっぱり、繰り上げ当選ならず。補欠当選への期待度はかなり低くなってたので、それほどショックではなかったです。
証券会社別にまとめると
証券会社 | SBI | 楽天 | マネックス | CONNECT | 岡三オンライン | 野村 |
申込数 | 98 | 51 | 27 | 25 | 36 | 33 |
補欠当選 | 1 | ー | ー | 2 | ー | 1 |
当選 | ー | 1 | ー | ー | ー | ー |
3.当選株式の売却
さあ、当選した「ネットプロテクションズHD」社ですが、調べてみるとネット通販等でコンビニ払いなどができる「BNPL(Buy Now Pay Later)決済サービス『NP後払い』等の運営」を運営している会社でした。我々もお世話になってますね。
気になるネット評価は残念ながら「D」。ちょっと不安になりながらも、記念すべき初回当選なので迷わず購入しました。
そして結果は・・・
残念ながら7200円のマイナスとはなりましたが、今回は当選しただけで良しとしましょう!😅
3.分析編
まず参加数ですが、2021年は全部で125社がIPOを行い、その約9割に参加することができました。
今回1社に当選し、残念ながらマイナスとなってしまいましたが、参加したIPO全体を見てみると約15%がマイナスという結果でした。
それでは初値で売却せずに、当選した株式を保有しておいて、株価が上がったところで売るべきなのかと考えました。
そこで2021年のIPO案件の年末の株価を確認した結果が次のグラフです。
初値が公募価格を上回る確率が85%なのに対して、年末に初値を上回るのは111社中16社で約14%。
上場後にどのタイミングで売却するかにより数値は変わりますが、私のように1社毎に分析することが得意でない人は、初値で売るのが良さそうです。
4.今後の戦略
2021年はとにかく多くの案件に、多くの証券会社から参加することを考えてきました。
一方でスケジュールを管理しながら、複数の証券会社から参加するのはそれなりに手間で、年間1社の当選ではおそらく長くは継続できません。
そこで2022年は効率的に当選確率をあげるために、以下の戦略ですすめます。
ポイント
・1つのIPO案件毎に当選確率をあげる
・少ない証券会社で集中的にエントリーする
・エントリー作業が無駄にならない
これらの条件を満たすのがSBI証券です。
SBI証券なら、複数株を申し込むと当選確率が上がり、チャレンジポイントがあるため、落選すればするほど次の当選確率があがるということから1択でした。
また確率を上げるために家族口座も解説して合計4口座にします。
子供用の口座はジュニアNISAにするとともに、別で貯金していた教育資金を移動させることで、資金の有効活用にもなり一石三鳥となります。
もちろん、すでに開設している証券口座も継続しますが、今年よりは優先度を下げた(スケジュールを厳しく管理しない)運用にする予定です。
さて、どんな結果になるか楽しみです!
5.参考情報(詳細)
5.1 チャレンジ結果(詳細)
5.2 証券会社リスト
IPOを始めたときのブログもご覧ください
証券会社を選んだ理由はコチラをご覧ください。
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【投資チャレンジ】 IPO(新規公開株)初心者の実績報告
IPOってなんだか上級者向けっぽい気がしませんか?私も調べもせずにそう思っていましたが、勉強してみるとなんと利益が出る確率は80%以上との報告も。実は一番大きなハードルはIPOで株式を購入できる「確率」。初心者が証券会社の口座開設から何回で当選するのか、その記録を公開していこうと思います。
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